サワディーカー!和希です!
今日はタイのかわいいお菓子・ルークチュップをご紹介します。
以前はバンコクの街中の屋台にもよく並んでいたのですが、最近は見かけることも少なくなってきたような気がします。
とにかくかわいいです!初めて見たときにこれが食べ物とは思わずに、ガラスの置き物かおままごとのアイテムか?と思ってしまったほどです。
どれも大きさは人差し指の先くらい。まさにおとぎの国の食べ物です。
いったいどうやって作ってるんだろう?と思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、実は作り方はそんなに難しくはありません。
皮を剥いた緑豆(黄豆)を一晩水に浸したものを柔らかく炊き上げます。それにココナッツミルクと砂糖を加え火にかけてしっかりと練っていきます。
出来上がった生地は小分けにして、小さな野菜や果物などの形を作っていきます。
形が出来たらいよいよ着色です。今は食紅で着色をしていますが、昔は赤やピンクにはビート、緑色はパンダンリーフ(バイトゥーイ)、青はアンチャンの花と、すべて天然のものを使っていたそうです。
着色が乾いたら、最後に寒天にくぐらせて表面をツヤツヤにするのですが、この寒天もジャスミンの花をたっぷりと浮かべていい香りのついた水を温め、そこに寒天を溶かし、楊枝の先に成形した餡をさしてくぐらせます。固まるのを待ってからもう一度くぐらせると、食べたときのあのプチッとしたはじける食感を作ることができます。
餡の材料の緑豆は、そのまま水に浸しておけばもやしにもなりますし、薄皮を剥いて半分に割った黄豆はスイーツの具になったり、揚げて塩をふればおつまみになったり、とにかくいろいろと使えます。
また出来上がったルークチュップもこうやって他のお菓子のトッピングにアレンジすることも可能です。
おとぎの国のかわいいお菓子「ルークチュップ」、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか?