海外旅行が好きでも、子どもが生まれたら「ハードルが高い」と諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか?
実は、そんな子連れファミリーにオススメしたいのがタイ旅行。タイは、ベテランはもちろん、海外ビギナーでも子連れ旅行を楽しめるキッズフレンドリーな国なのです。
バンコク在住、子連れ海外旅行8ヶ国経験(記録更新中!?)の筆者がその理由をお伝えします。
1.タイ人は子供が大好き
(写真:マンションのロビーで。受付の人たちが仕事そっちのけであやしてくれます。)
タイは伝統的に子どもを大切にするお国柄で、「自分の子でなくても皆で大切に育てよう」という文化があるため、子どもを連れて歩いているだけで、周囲があやしてくれたり優しい眼差しを向けてくれます。(中には見ず知らずのおばさんが赤ちゃんのほっぺにキスしてくることも!?)
(写真:タイ航空の機内でいただいたおもちゃ。CAさんも優しく、息子は大満足!!)
例えば、以前私が1歳前の息子を抱っこして電車に乗っていた時の話。
眠くてぐずりだし、だんだんと大泣きに変わる息子。必死に体を揺らし、あやし、泣き止まそうとする私の横で強面のタイ人のおじさんが「チャッエェー!(タイ版”いないいないばぁ”)」と変顔付きであやしてくれました。しかも私たちの降車駅に着くまでずっと。。。(おじさんが怖くて泣き止まなかったのかも…とは言えません。)
2.子連れでの外食に困らない
(写真:キッズチェアや子ども用のメラミン食器などを用意しているお店が多いです。)
日本にいると、子どもを連れての外食に気を使うことが多いかもしれません。
その点、タイは他国に比べて外食文化が盛んなため、子連れ歓迎(というか子連れも当たり前!)というお店ばかり。子どもと一緒に入ることができるレストランをあらかじめ調べておかなくても、食べたい時、目に入ったお店に入れるのはとてもありがたいです。
また、タイ料理というと辛い食べ物をイメージするかもしれませんが、カオマンガイ(チキンライス)やパッタイ(タイ風焼きそば)、カオパッド(タイ風炒飯)など辛くないメニューもあります。特に、世界各国から旅行者が集うバンコクにはイタリアンや中華はもちろん、日本食のレストランやファストフード店もあるので、もしも子どもがタイ料理を食べられなくてもご飯の心配はありません。
3.子供が水遊びできる場所が豊富
(写真:バンコクから2時間半のシーチャン島のビーチ)
子どもって水遊びが大好きですよね。
タイはビーチリゾートだけでなく、宿泊施設にプールが併設されていることも多いです。水深の浅い子ども用プールのあるホテルを選べば、小さいお子さんでも安心。朝起きてすぐに泳いだり、町歩きから戻って火照った体をクールダウンさせたり、大人も子どもも楽しめるプールに一年中入れるのがタイの魅力です。
(写真: 子ども博物館の水遊び広場。たくさんの噴水に大はしゃぎ!!)
また、バンコク内には、水着で楽しめる遊園地とプールがある”サイアムパークシティ”、水遊び場やアスレチック・室内遊びも楽しめる”子ども博物館”のような施設もあるので、子どもたちも大満足間違いなし!
4.子供を預けられるホテルが多い
(写真:サイアムケピンスキーホテルのキッズクラブ。とても広くて居心地がいいです。)
日本では馴染みがないかもしれませんが、海外のリゾートホテルでは多くの場合、託児施設(キッズクラブ)が併設されています。
おもちゃやジャングルジムのような遊具があったり、クッキングや工作、スポーツなどの体験型プログラムが用意されている等、ホテルによって内容は異なりますが、プロのスタッフが子どもたちの面倒を見てくれます。スタッフの使用言語は基本的にタイ語と英語。言葉が通じなくて不安と親は考えるかもしれませんが、身振り手振りで遊びに誘導してくれるので心配無用。
(写真:センタラミラージュパタヤはプールでも子ども向けアクティビティがあります。)
託児が可能な年齢は各ホテルで設定されています(大抵が3〜4歳以上)が、対象年齢外の子どもでも親もしくは有料のナニーと一緒なら利用可能であることがほとんど。キッズクラブで子どもたちが楽しく遊んでいる間に、親は大人だけのリラックスタイムを満喫できるのでとってもオススメですよ。
5.マッサージ中の子守まで!色々と融通がきく
(写真:美容院に行った時もスタッフ総出で子守をしてくれました。)
タイ人は臨機応変に対応してくれることがとても多いです。
例えば、レストランで食事を頼む際にも「唐辛子を入れないで!」と頼むことができますし、メニューに白ご飯が載っていなくても「子どもが白いご飯が欲しいんだけど…」とお願いすると嫌な顔せず出してくれたりします。
また、子連れだとマッサージに行けない…と諦めている方もいるかもしれませんが、そんなことないんですよ!
そのマッサージ店に個室があれば子どもも一緒に入れてくれますし、お店が混んでいなければ空いているスタッフが子守をしてくれることもあります。
もちろん、「難しいです」と断られることもありますが、快く受けてくれることも多いので、まずは予約の際などになんでも相談してみましょう。
6. 万が一の時、日本語が通じる病院が多い
(写真:バムルンラード病院はBTS NANA駅からシャトルバスで10分)
突然高熱を出したり、下痢になったりと体調の変化が激しいのが子どもですよね。万が一の時、旅先での病院はどうしても不安なもの。
そんな時、タイには英語だけでなく、日本語が通じる病院がたくさんあるので安心です。日本語通訳が勤務しているだけでなく医師自身が日本語を話すことができる場合もあり、受付から会計まで日本語のみで診察が可能な病院もあります。
(写真:サミティベート病院はBTS Phrom Phong駅からタクシーで10分)
ただし、日本語通訳がいて外国人が診察を受けられる私立病院は診察費用がとても高額になることが多いです。
なので、旅行前には必ず海外旅行傷害保険に加入したり、海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードの利用条件を確認してから持参するようにしましょう。
子連れ旅行にオススメする理由、いかがでしたか?
不安が解消され、今すぐタイに旅行したくなったら嬉しいです。
とっても暑いので水分補給はこまめに行なって、素敵な思い出を作ってくださいね。