タイ料理はお好きですか?
「大好き!」と答える方も「辛いしハーブの匂いが…」と言葉を濁してしまう方もいらっしゃると思います。タイ在住の私も、実はもともと後者のタイプでした。
タイ料理はパクチーなどの独特のハーブやナンプラーのような調味料をふんだんに使ったレシピが多く、好みが両極端に別れやすいのです。
せっかくタイに旅行するならタイ料理も満喫してもらいたい!ということで、今回は「タイ料理が苦手」と思っている方にオススメしたいメニューをご紹介します!
1. カオマンガイ(ข้าวมันไก่)
(写真:揚げた鶏が香ばしいカオマンガイ トート)
カオマンガイは、伝統的なタイの米料理の一つ。
鶏を茹でたスープで炊き上げたお米の上に鶏肉をのせた料理です。お店特製タレ(辛味が効いていることが多い)をつけて食べるのが主流ですが、タレなしでも鶏肉の旨味を十分に吸収したご飯は旨味たっぷり。
食べ方は、茹で鶏をのせた”カオマンガイ トム”、揚げ鶏をのせた”カオマンガイ トート”、茹でも揚げも両方のせた”カオマンガイ パッソム”があります。パクチーが添えられていることもありますが、取り除いてしまえば問題なし!!
屋台、フードコート、専門店で食べることができますよ♩
2. トートマンクン(ทอดมันกุ้ง)
(写真:サクサクの衣から海老の香りが立ちのぼるトートマンクン)
こちらも伝統的なタイの揚げ物料理。
”海老すり身のさつま揚げ”と日本語表記されますが、もっと分かりやすくいうと”海老カツ”です!
サクサクの衣の中には海老のすり身がふんだんに詰まっており、揚げたてアツアツを頬張ると甘みと香りが弾けます。お好みではちみつを使った甘いタレをつけて食べるのがおすすめ。お子様にも大人気ですよ♩
タイ料理レストランや食堂などで食べることができます。海老好き必食の一品です。
3. コームーヤーン(คอหมูย่าง)
(写真:香ばしくジューシーなコームヤーンはビールのおつまみに最適!)
コームヤーンは、特製タレに漬け込んだ豚トロの炭火焼きです。
日本で食べる豚トロよりも脂ぎれがよくさっぱりした口当たり。
唐辛子、”タマリンド”というマメ科植物の果肉、香草などが入った甘辛酸っぱいソースにつけて食べますが、辛いものやタイハーブの香りが苦手な人はソースにつけずにそのまま食べてもOK。漬け込んだタレの味がやみつきになります。
レストランで食べることができます。ビールのおつまみにぜひ食べてみてくださいね♩
4. バミーナーム(บะหมี่น้ำ)
(写真:フライドガーリックが食欲をそそる、カニ肉が入ったバミーナーム)
バミーナームは、庶民的なタイの麺料理。バミーとはタイ語で「小麦粉と卵で作った黄色い中華麺」、ナームとは「スープ(水)」のこと、つまりバミーナームとはタイ風ラーメンのことを意味します。
タイの麺料理といえば、米から作られる麺(クイッティアオ)が主流ですが、日本人が食べやすいのはバミーだと思います。
スープは一般的には鶏出汁のお店が多く、具材はお肉(鶏・豚・牛・鴨など)、ワンタン、練り物(魚肉、カニ肉、エビなど)に野菜(青梗菜、もやし、空芯菜など)が添えられています。
パクチーが入っていることもあるので、苦手な方は入れないようにお店の人に頼んでみてください。
スープなしの”バミーヘーン”もありますが、熱処理がされていて食中毒の心配も少ないスープありの”バミーナーム”がおすすめです!
食べられる場所はフードコートや屋台、バミー専門店などがあります。
5. タイスキ(ไทยสุกี้)
(写真:あったかくて消化に良いタイスキは大人数でワイワイ食べたいですね。)
タイスキとは「タイのすき焼き」という意味ですが、日本のすき焼きとは異なり、日本の寄せ鍋にそっくりな、いわゆるタイの鍋料理です。
お店特製の出汁スープの中に野菜、お肉、シーフード、ワンタン、練り物、春雨、たまご豆腐…自分好みの具材を入れることができます。
火が通ったら、ナムチムという(これもお店特製の)タレにつけて食べるのがタイスタイル。でも、タレは一般的に甘辛く、パクチーなどの香草をブレンドしていることが多いので、苦手な場合にはタレをつけずにお出汁の味を楽しんでください。
鍋料理なので、食あたりのリスクも少ないのは嬉しいですよね。
タイスキ専門のレストランが主要デパートに必ず入っているので、慣れない香辛料や食材で胃が疲れた時に食べみてください♩