バンコクは古さと新しさが混じり合った魅力的な都市ですが、バンコクから少し足をのばして近郊の街を訪れてみるとバンコクとはまた違った雰囲気を感じられて楽しいものです。そこで今回は、バンコクから日帰りで行けるおすすめの観光スポットを5つ紹介したいと思います。
都会的に海を楽しむ パタヤ
パタヤはバンコクから長距離バスで約2時間のところにある海辺の街です。バンコク近郊で海が見たいなら、パタヤか次の項で紹介するシーチャン島がおすすめです。
パタヤビーチは長く美しくカーブしていて、晴れた日に高台や高層ホテルから見る景色は最高です。
パタヤには眺望の良いおしゃれなカフェ・レストラン、バーなどもたくさんあるのですが、私の一番のおすすめはヒルトンパタヤにあるカフェ「Draft」です。ビーチフロントの高層階からの眺望は最高ですし、水に浮かぶように配置された大きなソファーでのんびりくつろげます。
パタヤで観光するならサンクチュアリー・オブ・トゥルースに行ってみてはいかがでしょう?
サンクチュアリー・オブ・トゥルースは1981年の着工から37年以上を費やしても未だ建築途中の木造建造物で、その建築期間の長さからアジアのサグラダ・ファミリアとも呼ばれています。
実際に訪れてみると、多数のレリーフや木像の数々に圧倒されます。
美しい海と素朴な雰囲気が魅力 シーチャン島
シーチャン島は、バンコク長距離バスで2時間弱のシラチャーという街の沖合にある島です。シラチャーの港からフェリーに乗って50分ほどで到着します。
タイの海を都会的に楽しめるパタヤに対して、シーチャン島はタイの田舎の素朴な雰囲気が魅力です。
海の透明度が高いので海水浴をするのもおすすめです。
またシーチャン島はタイの昔の王様とのゆかりが深い場所でもあり王室関係の史跡が残されているほか、お寺もいくつかあって見どころがたくさん。
トゥクトゥクをチャーターすれば島内をぐるっと案内してくれます。
メークロン市場とアンパワー水上マーケット
バンコクの南西方向に約70kmのところにあるサムットソンクラーム県の名物といえば、列車が通るたびにテントを開け閉めすることで有名なメークロン市場です。
線路ギリギリまで野菜や果物などの商品が並べられていて、本当にスレスレを列車が通過する様は圧巻です。この光景はぜひ見てほしいな。
そのメークロン市場の近くにあるアンパワー水上マーケットは、金土日の夕方から開催される水上マーケットです。運河の両岸に昔ながらの佇まいのタイ料理食堂やカフェ、お土産物屋などがずらりと並び、毎週末たくさんの人々でにぎわいます。マーケットの中央部に流れる運河をたくさんの小舟が行き交い、ノスタルジック風景を作り出しています。
日が暮れてからは、小舟に乗ってメークロン河口付近のホタルを見に行くツアーも人気です。
バンコクからメークロン市場とアンパワー水上マーケット、そしてホタルツアーまでがセットになったツアーを利用すると効率的に巡ることができます。
幻想的な景色が見れるカオルアン洞窟
カオルアン洞窟では、暗い洞窟の天井から光が筋のように差し込む幻想的な光景を見ることができます。洞窟の内部にはたくさんの仏像が祀られ、ちょっと怖いような雰囲気もあります。
カオルアン洞窟があるのは、さきほど紹介したメークロン市場やアンパワー水上マーケットがあるサムットソンクラーム県の南隣にあるペチャブリー県です。バンコクからは国鉄を使って行くことができます。不安な方は運転手付きの車をチャーターしたり、ツアーに参加すれば安心ですね。
カオルアン洞窟の周辺にある、昔の王様の離宮であるプラ・ナコーンキリも併せて訪れてみてはいかがでしょうか?
花畑と遺跡の街 ロッブリー
サラブリー県とロッブリー県にまたがるエリアでは、乾季(11月から1月ごろ)になるとひまわり畑があちこちで見られます。
広い野原が一面のひまわり畑になっていて、実際に目にすると感激します。
そのほかロッブリーにはクメール様式のさびれた雰囲気のある遺跡があったり、アユタヤ王朝時代の王様の離宮があるなど、観光スポットがたくさんあります。
ひまわりが咲く時期になると日系旅行会社の日帰りツアーがたくさん出てくるので、それらに参加すると楽ちんです。
以上、バンコクからのワンデイトリップにおすすめの旅先を5つ紹介しました。バンコクからちょっと足を伸ばすと、海、洞窟、水上マーケット、遺跡までバラエティ豊かなスポットが待っています。ぜひぜひお出かけして楽しんでくださいね。